ドル円

ワールド・ニュースや、為替相場へのつぶやき……。

連載 リスクの大きい安部自民党の経済政策

第10回 日本国の長い長い借金返済の日々【最終回】

誰も欲しがらない日本国債の引き受けは誰がするのか? ギリシャはユーロ圏というセーフティー・ネットがあったが、日本には……? その頃のアメリカは日本の国債を買うゆとりがあるだろうか……? アメリカが買わなければ、日本の国債の引き受け先は、やっぱり、…

第9回 格付け会社は日本国債をジャンク級に

格付け会社は日本国債をジャンク級にまで落とす。 するとさらに、金利はますます跳ね上がり、利息を返すことすら不可能になる。 日本国が、たちの悪いサラ金に手を出したのと同じことになる。 そして、ギリシャのように、日本国債の償還期限へのカウントダウ…

第8回 中国資本が日本を買いあさる日

日本は、「円の国債」という水を注ぎ続けたため、受け皿となるコップの許容量を超え、水はじゃぶじゃぶとあふれ出す。 その水をすくう人はいない。 日本国民ですら、国債の信頼度が下がれば日本国債を買わなくなる。 すると、さらに、金利が上昇。 さらに、…

第7回 経済政策が失敗したら……

================================== ここから先は、少し極端な想像となったが、 去年までのユーロ危機を傍観していると、 あながち、起こらないことでもないかも……。 ================================== 日本の国債が売れなければ公共工事などできるはずも…

第6回 国内の大手銀行すら損切りのために国債を売る

昨年のギリシャ危機のさなかの2012年前半、東京三菱UFJ銀行は「日本国債の急落シナリオ」を想定した。国債が暴落した場合は、損をおさえるため国債を売る、というもの。 それは数年後を想定したシナリオである(2月12日朝日新聞より)。 日本国債は国内で所…

第5回 「破綻」という文字の輪郭がうっすらと

世界経済から見れば円が大量に供給されるために、円安基調は進みやすい。 輸出企業にとってはメリットになる。 その反面、輸入品は価格が上がり、円は貨幣としての信頼度が低くなる。 世界の投資家は景気回復の伴わない円安誘導の政策みて、円を警戒し始める…

第4回 またまた無駄遣いを見せつけられる一年になるの?

本日のニュースでは、次の日銀の金融政策決定会合ではインフレターゲットを2%とする案が検討される、というニュースが流れた。年末からいわれていた金融政策緩を再確認したように受け取れる。 これで、物価の上昇はほぼ確実。 果たして景気はよくなるのか………

第3回 その兆候は国債の金利に現れる

今回の経済政策では、給料が上がらないだけではすまないかもしれない。 日本の破綻の始まりである。 その兆候は、まず国債の金利に現れる。 日銀は、昨年末の2012年12月20日、120兆円のお金を印刷して市場に供給をすることにした。 さらに、次回の金融政策決…

第2回 自民党の経済政策の実力による円安ではない

年末にアベノミクスと言われて、株高、円安が進んだ。 さも、市場は安部自民党に期待しているかのように報道されていたが、 各国の経済ニュースを見ていると、とくに阿部政権に期待しいるとは思えない。 アメリカの経済紙は早くも安部氏は長期政権にはならな…

第1回 日本はギリシャより借金が多い

日本がギリシャの二の舞になるかもしれない、といったプロ・トレーダーの予想がある。 というのも、日本は世界有数の借金大国がその理由のひとつ。 破綻をしかけたギリシャの借金は、現在はGDPの約160%。 2012年までは安全な通貨とされてきた日本の借金はGD…